「リ ショウネン」対談 Vol.2
神南昌一 (以下、神南) : 自己紹介をして頂きましょう!
岡崎花帆 (以下、岡崎) : はい。フリータレントの岡崎花帆子です。
神南 : 初めまして...ではないですね(笑)。
シンガーソングライターの神南昌一です!今日はよろしくお願い致します。
岡崎 : よろしくお願い致します!
神南 : 岡崎さんは現在フリータレントとしてご活躍中ということですが、
普段はどんな活動をされているんですか?
岡崎 : 主にJステーションの「旅コーナー」(HOMEテレビ)、それと満点ママの「情報スパイス」(TSS)に隔週で出演しております。
あとはイベントMCなどもさせて頂いております!
神南 : 岡崎さんは現在フリータレントとしてご活躍中ということですが、お忙しそうですね!
プロフィールも拝見させて頂きましたが、岡崎さんは19歳の時にホームテレビのイベントコンパニオン「ホームシスターズ」に所属されたんですよね。
岡崎 : はい!
神南 : どんなご縁でホームシスターズに所属することになったんですか?
岡崎 : これが私の大学中退の理由になるんですけど、実は小さい頃から舞台役者になりたくて、その夢を叶えるために大阪の大学に進学したんです。
ですが、なかなかうまくいきませんでした。
神南 : 何があったんですか?
岡崎 : というのも毎日、稽古・オーデーションの繰り返しでどんどん落ち込みやすくなっていったんです。
もともと平和主義であまりガツガツするのが得意ではないんですけど、それでも主役だとかこの役をやりたいっていう
想いの中で続けてたら心を塞ぎ込んでしまって...
ついに、学校に行けなくなってしまったんですよ。
神南 : 行きたいはずなのに気持ちが前に向かないということですか?
岡崎 : はい。それで、とりあえずこの状況から抜け出そうと思って広島に戻ってきたんです。
でも広島に戻ってきたところでその時の自分には何も残っていないんですよね。
ずっと志してきたはずの舞台役者を半ば諦めて帰ってきたわけですから。
焦燥感を抱えたまま「どうしよう。」と悩んでいる私を思いやって母が勧めてきたのが「ホームシスターズ」だったんです。
そこでご縁があって「ホームシスターズ」に入ることが出来ました。
神南 : そうだったんですか!ホームテレビで1年近く岡崎さんとは一緒にお仕事をさせて頂きましたが、その話は初耳です。
岡崎 : そうですね、神南さんには言ってないですから(笑)。
神南 : (笑)。
神南 : ただ、その「ホームシスターズ」を経て、岡崎さんは再び役者という仕事に触れることになるんですよね。
岡崎 : はい!実はホームテレビの「アグレッシブですけど、何か?!」という番組の企画があって、
そのオーディションにホームシスターズ全員が声を掛けて頂いたんです。
それで、私も自分がやっていたことを生かしたいと思ってやらせて頂きました。
神南 : そこではどんな活動をされたんですか?
岡崎 : 番組「アグレッシブですけど、何か?!」と京都を拠点に活動する「ヨーロッパ企画」のメンバーがコラボした
劇団員の一員として全国舞台ツアーにご一緒させて頂きました!
神南 : 素晴らしいですね!当初、夢だった舞台役者としてプロの劇団の中で、そしてお客様の前でお芝居をされたわけですがどんなお気持ちでしたか?
もちろん大変なこともあったと思いますが、思い入れのある出来事などがあれば教えてください。
岡崎 : 当時、私が広島に帰ってきたばかりということもありますが、
まだ何も持っていない自分にやはり自信がなかったんですよ。
それでも受け入れてくれる場所があるんだと思うととても感動しました。
至らない部分も確かにあったんですけど、「そこが岡崎さんの良いところだから」と言ってもらえたことが本当に嬉しかったです。
広島に帰ってきて良かったと、そこで初めて思いました。
神南 : これまで自分のことを大切にしてきた人たちと一緒にお仕事をしていきたいと思ったんですね。
実際生中継のお仕事はされてみてどうでしたか?
岡崎 : 生中継なのでもちろんハプニングはつきものなんですけど、そのハプニングが起きるからこそ
自分が持っていると思ってなかった言葉や力に気付いたりすることが出来て楽しかったですね。
逆に失敗した時はどうして出来なかったんだろう?と反省する機会も多くて、成長を感じることのできる仕事だったと思います。
神南 : 思い返せばいつも中継が終わって帰社した岡崎さんが、編集室でその日の映像を見返している姿がとても印象的でした。
自分のことばひとつで、その日の放送に影響するのがテレビのお仕事の怖さでもあり、醍醐味のひとつですよね。
テレビを見て下さる方に伝わるように岡崎さんが工夫されていることは何かありますか?
岡崎 : 工夫というよりも、なるべく自分のことばで話すことを大事にしていますね。
丁寧なことば遣いはもちろんですが、そこに自分らしさを加えることを意識しています。
私がどんな人なのかを皆さんに知ってもらえるように、その日その日の放送のどこかで
自分らしさを表現しようと思い、いつも仕事をしています。
神南 : なるほど。今居る岡崎さんのファンの方たちも、きっとそんな岡崎さんらしい部分を好きになって応援して下さっているんでしょうね。
では、最後にこれからの岡崎さんの展望について聞かせてもらえませんか?
岡崎 : これからのことですが、たくさんの方に支えられながら色んなお仕事をさせて頂いてきたので、
とにかく今は任されているお仕事を一生懸命全うしていきたいです。
お世話になっている環境で日々成長しながら、毎年何か新しいことにチャレンジさせてもらえるように「今」を頑張りたいですね。
あとは、また舞台のお仕事もしてみたいかもですね(笑)。
場所=ギャラリーイチブンノイチ
撮影=宗末 章
神南 : そうやって周りの方たちの応援があって自信を取り戻してきたんですね。
ここまで紆余曲折あって様々な活動をしてきたわけですが、やはり一番長く務めていたのが「お天気お姉さん」じゃないですか?
岡崎 : 「お天気キャスター」ですね!「お天気お姉さん」は私のキャラではありません(笑)。
神南 : 分かりました!「お天気キャスター」でいきましょう(笑)。
そういえば、丁度自分と岡崎さんが出会ったのもその頃ですよね。
ずっと気になっていたんですけど岡崎さんがホームテレビでお天気キャスターを務めている時期には、
同級生の皆さんが大学に進学して就職活動をして、そして内定をもらう時期と被りますよね?
その情報はSNSで絶対耳に入ってくるはずだと思うんですけど、岡崎さんの中で焦りとかはなかったんですか?
岡崎 : もちろんありましたよ!神南さん何で私のこと分かるんですか!?(笑)
神南 : (笑)。
岡崎 : 正直なところスタジオでお天気を読んでいる1年間は、どうして自分がここにいるのか分からなくて...
凄いお仕事ををやらせて頂いていることは分かったんですけど、自分より読むのが上手な人もいるはずなのに
なぜ自分なのか。その答えが分からなくて迷ったり焦ったり...
そんな風に仕事をしているものだから、ずっとモヤモヤを抱えていましたね
なので最初の1年間はオーディションを次から次へと受けていました。
何故かまた広島から出たくなったんですよ(笑)。
神南 : そうだったんですか。オーディションは劇団メインで受けていたんですか?
岡崎 : そこは、劇団に絞ることなく事務所など様々でしたね。
もうとにかくこの焦りをどうにかしたいと思った時に、自分が考えた方法がオーディションしかなかったんです。
それから中々決まらないまま、丁度1年経った時に、オーディションの合格通知と同じタイミングで、これまでのお天気と更に中継のお仕事を任されたんですよ。
神南 : 被ってしまったんですか?
岡崎 : はい。でも1年経ってだいぶ気持ちが変わっていたんでしょうね。
最初はもちろん戸惑ったんですけど、すぐに広島に残ろうと決めました。
もちろんオーディションを受けている時は確かに色んな気持ちを抱えていたんですけど、
1年間で関わってきた人たちや励ましてくれた人たちがいて、自分はその人たちやその環境をもっと大事にしなければいけないと思ったんです。
岡崎 花帆子
1994年3月19日 22歳
広島県廿日市市出身
フリータレント
19歳のとき、広島ホームテレビの専属コンパニオン・ホームシスターズになる。
オーディションを経て、「劇団アグレッシブですけど、何か?!」に役者として全国ツアーを経験。
20歳~22歳まで『HOME Jステーション』のお天気コーナーと生中継コーナーを担当。県内の様々な所を飛び回る。
その他、『恋とか愛とか(仮)』エピソード1の主演や、イベントの司会などを務める。
現在の出演番組
・広島ホームテレビ
『HOME Jステーション』毎週火曜日オンエアの旅コーナー。
・TSS
『ひろしま満点ママ』
情報スパイスのコーナー(隔週)